デザイナーになるということは、資本主義社会において企業に雇用されることを意味します。つまり、デザイナーもビジネスとは切っても切り離せない立場だということです。デザインを始めたきっかけがコミュニケーションの苦手さであった人には、これが驚きかもしれませんが、私たちはビジネスパーソンとしても動いていく必要があります。
ビジネスパーソンとして成功するためには、「デザイン」に関する知識だけでなく、幅広い読書を通じて思考力を鍛えることが大切です。アイデアを具体化するためには、デザイン以外の知識が必要になります。
と思うと「うげー、ビジネスとか難しそうだから嫌だな。数字苦手だな」と感じるかもしれませんが、他のジャンルの知識もクリエイションには確実に生きる、インスピレーションになることはとてつもなく多いです。
デザイナーを肩書きではなく、流れで捉えるという話を書きました。この内容でいくと書くフローで使えるビジネス的な話はとてもたくさんあります。特にマーケティング分野の話は考え方が少しだけ似ているので、すぐに気づけることは多いかもしれません(もちろん他の領域の話も同様です)
例えば
・コミュニケーション
・意図を伝える
・言葉で伝える
・チームに貢献する
などなど、誰でも聞いたことある基本的な振る舞いも当たり前にレベル上げが必要です。
人間として当たり前ですが、自分が作ったモノが勝手に人に意図を伝えてコミュニケーションすることを考えても、これらのスキルって実はデザイン知っている人が上手いはず...と思えなくもないですよね?
デザイン、ビジネス、エンジニアリング、少なくとも3つの要素を把握してモノを作っていかないとクリエイションできないので、連携力もデザインのアウトプットに直結するはずです。
デザインは手段の話で書いた通り、デザインスキルだけ磨いてもそれが価値に繋がらなければ評価に繋がることは難しいでしょう。デザインの理想はあるけどまずは稼がないと…という方も多くいると思います。ただ、これも今まで書いてきた話と考え方は同じです。
稼ぐには、お金を出す人が価値を感じている必要があります。つまり、目的に沿ってデザインができている状態、自分がデザインスキルでチームに関わることでサービスが良くなっている状態であることを認識してもらえていればいるほど、報酬を出してもいいなとお金を出す側は感じる確率は高まります。
逆に言えばつくるだけの人と認識されてしまえば、言い方は悪いですがただの作業者としての対価以上には考えてくれないでしょう。
BONOで目指すデザインを使ったクリエイションを通して、顧客にも価値提供をしつつ、サービス成長や企業の目的にも貢献できればできるほど経済市場での価値はあがりやすくなることは理解できるのと考えています。
また会社に関わる中で基本的なビジネスパーソンができていることができない、話についていけないというのもマイナスになることは想像できるでしょう。結局は信用で価値は成り立っているので、ここを欠いていることもマイナスにつながりやすいと考えます。
つまり良いクリエイションをする上でも、事業や会社と関わっていくためにも、基本的なビジネスパーソンとして必要なことを当たり前にやっていく必要があるのです。
作ったUIやサイトではなく、もっというと肩書きではなく、サービス提供できているか?事業に貢献しているか?で評価は下されると思います。
稼ぐ観点でも良いクリエイションをしていくためにもビジネス的な基礎もつけていく必要があります。
BONOでは“デザイン”を学ぶことを通してこのビジネス基礎力部分も含めて、クリエイションする人を増やしていきたいと考えています。
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